チームの必要性

現代は、ワンマン経営では間に合わず、チーム作りを考える時代です。
先日は、渋谷で行われた会のドリームファシリテーターを担当しましたが、そこで子供たちの現実を知りました。
中学生のクラスを担当しましたが、最前列全員が寝ていて、起きようとしないのです。そこでドリーム協会が推奨する「笑顔・拍手・いいね」を、実践してもらいました。大きな拍手をしてもらい、その後で、お互いに「いいね」をしあうのですが、それでもおきません。大人が本気を出さないと子どもも本気にならないのだとつくづく思い、経営者が本気を出すことが何より必要なのだと思いました。
なお、「いいね」は承認のしるし、チームづくりには承認がまず必要です。

チーム作りの3つのポイント

①目的の共有

目的を知っているのは経営者ですが、経営者だけが知っていてもだめなのです。チームで共有することが重要です。

②組織成功の循環モデル

関係の質を高めることが重要です。それにより、新しい人も入って気安くなります。

③役職者の心得=謙虚、謙遜であること

謙虚:自分の無力非力を認め、他人やチームの力を借りることを受け入れることが経営者には大切です
謙遜:この気持ちが欠けていると、尊敬されません。今日入った新入社員であっても、自分より優れているところがあると思えるか。あるいは優れる可能性を感じられるか。

倫理におけるチーム作りの秘訣

目的を共有している時間の最たるものは何か=役員朝礼です。
倫理法人会のスローガンは何かご存知ですか。「日本創生」です。
企業に倫理、家庭には愛を・・・というそれはすべて日本創生の為。
われわれ経営者には、次の日本を作って行く責任があるのです。だから自社や自単会の事ばかり考えていてはだめで、日本をどう作って行くか、です。

名古屋中川区の村上会長は「50人の役員朝礼、見たくない~?」と言います。そうすると言われた方は、なんだか見たくなるものです。
もともとは、規範となる役員朝礼をやろう、という思いでした。
それは「まず名古屋を元気にしよう」「そして愛知を元気にしよう」そうすれば、日本が元気になる。そのために、役員朝礼の活性化を考え、「見たくない?」と誘うようになりました。
震災後、楽天が活躍し、東北の人に元気を与えました。そういう風に、地元の人たちに元気を与え、それが引いては日本に元気を与える、そういうことを考えています。
本当の意味で役員朝礼を目的の共有の場ととらえ、日本創生という目的を繰り返し役員・会員と共有しています。

杉並も、西と東がありますが、西が元気になれば東も元気になる、東京が元気になる、日本が元気になる、というプロセスをイメージされたらと思います。

成功・循環モデルがある

行動の質→結果の質
↑       ↓
思考の質←関係の質

この中で、まずは「関係の質」が大事です。これを高めなくてはなりません。
しかし、ボス型のマネージメントになると、結果重視になり、結果の質から入ってしまう。
例えば人数を集めることにフォーカスすると→強制感が一杯になり、追い詰められてやめていく人も出てくる。思考の質も上がらなくなる、自分から動かなくなる。

50人の役員朝礼も「つれてきてください」だとつらくなる。でも「見たくない~?」と声をかけると、ついつい見たくなるものです。
村上会長はメールを打ち続けます。「見たくない~?」と。そうすることで、最大205名参加(他会参加ふくむ)の役員朝礼が実現しました。

中川区倫理法人会では、20代の経営者の会員が増えています。今の若い人は・・・とは正反対で、生きがいを感じて参加しています。
それは、笑顔で承認の気持ちが強まることで、目的の共有が起こっているからです。結果重視で行ってしまうと誰も来なくなるけれど、自発的に学びたいという気持ちが高まっているのが今の中川区です。

謙虚、謙遜

プログラムの開発の中で、「利き脳」に着目しました。
インプットが右脳・左脳×アウトプットが右脳・左脳で4タイプに分かれます。
左右        |  左左
勇のひと(1%) |    誠のひと(7-9割)
―――――――――――――――――――
右右        |  右左
義のひと(0/100) |    礼のひと(5割)

義の人は、0%でも100%でもやらねばと思ったことはやる人です。
勇の人は、1%でも可能性があると思えばやる人です。
誠の人は、かなりの確率がないとやらない人です。
礼の人は、半分くらいでやってみる人です。

タイプ別の子どもの叱り方があります。大人にもあてはまるかもしれません。
誠の子:今日はどこまでやるの?(すでにダンドリを汲んでいます)
勇の子:全部できたらすごいね!
義の子:君ならきっとできるよ
礼の子:終わったら遊ぼう
このように、タイプによって言葉のかけ方も違います。
勇の人の部下が義のひとだったらつらいですね。1%でも可能性があればやれといわれるけれど、確率が高くないとやる気にならないのが義の人ですから。
こうしたタイプを知れば、組み合わせを工夫することが出来ます。
それぞれの違いを知ったうえでチームを作る事が大事です。かつ、そこに謙虚さがあり、「仁」のこころがないと、いいチームにはなりません。
そこでの役職者の心得は、「世話役に徹すること」です。

日本創生、日本をよくしていくことを、われわれ倫理のメンバーは目標とし、一人一人を生かすチームビルディングをしていきましょう。

【テーマ】チーム作りの秘訣と倫理
【講師】
名古屋市中川区倫理法人会会員
株式会社リ・クリエイション 代表取締役
篠田 真宏 氏
【講師プロフィール】
1959年3月神奈川県横浜市に生まれる。
1986年には台湾の李登輝 副総統の夕食会に、1997年2月にはインターナショナル・リーダーシップ・トレーニングに参加し、クリントン大統領の朝祷会、ヒラリー夫人の昼食会に招待される。
一般社団法人日本チームビルディング協会創設理事、日本選択理論心理学会常任理事、ジョン・マクスウェル氏が提唱したEQUIP JAPANの理事を歴任する。
現在は株式会社リ・クリエイションの代表取締役

文責 幹事:福田恵美