猫田講師は、倫理の学びによって見えていなかった受けた恩を見つめ直すことによって過去の嫌な出来事を受け入れることができるようになり、その倫理への恩返しとしてこれまでの私のこの経験、特に倫理とお金に関することをお伝えしていっています。

証券会社時代に聴いた相場にまつわる格言がいくつもあり、そこから見えるお金と倫理について教えてもらいました。

「当たり屋につくな、曲がり屋に向かえ」

「当たり屋につけ」という格言もありそれも正しいわけですが、当たり続けている人がこれからもずっと当たり続ける保証は無いので、当たっているからといってそのまま真似をするよりも、何をやっても失敗をするという曲がり屋を反面教師としてその反対のこと、つまり正しい行いや仕事を目指すべきだという教えです。

「大相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、絶頂感の中で消えていく」

強気の相場というのは悲観的な状態から始まり、疑いのある状態でジワジワと上昇、警戒が薄れ楽観視された時が実は天井で、幸福の絶頂に達したところから下がっていく、という相場のライフサイクルを表したものです。
これは一般の仕事に置き換えても同じことが言えます。
有名なところでは富士フィルムとイーストマン・コダックの写真業界での栄枯盛衰の話。写真の製法を確立した業界の神様のような存在だったコダックですが、絶頂期の中でデジタル化の波が押し寄せていることに気づかずに衰退し消滅してしまいました。一方の富士フィルムは、次代の脅威を感じ取りデジタル化に加え、可能性のある他の分野に力を入れることで危機を乗り越え今なおトップに居続けています。
私たちも経営者として自分たちの事業がどのステージにいるのかを常に把握しておくこと、同時に次の世代のために悲観の中から将来に向けた新たな事業を探しておくことが大切だということです。
猫田講師は現在保険のお仕事をされていますが、AIの進歩によって無くなるとされている仕事の一つとされており、ご自身も悲観の中から新しい事業を模索しているところだということでした。
前日の経営者の集いでお聞きした「不悲不喜」においてどのような苦難も受け入れ恩に報いる
ことの大切さを教えて頂きましたが、本日はそこから一歩進んで事業にとって無くてはならないお金について相場の格言を元にその扱い方と事業経営のあり方を学びました。

猫田岳治講師、ありがとうございました。

文責:事務長 寺内不二郎