会社経営の前に家庭の経営、夫婦、親子の関係を良くすることができない人が、それ以上多くの他人をまとめることができるわけがないと伊藤勇二講師は言います。
さらに、自分自身の経営、つまり自己管理がキチンとできているかどうか。
自己管理と聴いて思い浮かぶのはメジャーリーグのイチロー選手。彼は同僚から「時計じかけのような日常」と評されるほど徹底した自己管理をしているそうです。驚くことに、ネクストバッターズサークルからバッターボックスまでの間、つまり前の打者が打席に立ちプレーを終えて打席を離れるまでの数分の間に42個ものルーティン(決められた一連の行動)があるそうです。同僚から「時計のようだ」と言われるぐらい、一日の行動が綿密に管理され、階段を登る動作まで決まっているというほど徹底されている。
とにかく、自己管理とはこのルーティンを一日の中でどれだけ行えているかで決まると伊藤講師は言います。簡単なところでは、起床時間が毎日違うというのであれば自己管理には程遠いということ。この自己管理のためのルーティン、特に自分の心に「良い種をまく」ようなルーティンが倫理の「実践」です。
伊藤講師はこの実践をキチンと行えるよう、つまり毎日のルーティンにできるように独自のチェックリストを作って管理しています。25個の実践項目を上げ、毎日行えたかどうかチェックしているわけですが、初めての人はいきなり25個もせずに、例えば毎週モーニングセミナーに行く、といったハードルの低いものから始めて、それがルーティン化、習慣化されれば新しい実践を追加していけば良いということでした。

伊藤講師は入会して17年ということですが、7年目の時、すでにこの25の項目をチェックリストで管理しながら実践していましたが、自分がどれほど変わったのかを奥さんにアンケートという形で問われたそうです。結果は「ほとんど変わっていない」。驚いて問いただすと「どこが変わったの?」と言われたそうです。
でも、今思えばそれで良かった、そうでなければ今まで続いていないし、深く学ぼうともしなかっただろうということでした。
倫理は心を磨く実践を通して自分の心を変え、心を変えることで生き方を変え幸せになろうというもの。それは実践をルーティン化、習慣化していくことですが、その実践が正しく自分の変化につながっているのかどうかは身近な人に訊いてみてチェックすることも必要なのだということを教えてもらいました。

 

講師プロフィール

一般社団法人倫理研究所法人スーパーバイザー
伊藤 勇二氏

昭和45年4月 藤田観光株式会社入社
昭和47年8月 世界一周60ヶ国ヒッチハイク放浪の旅に3年間(20才~22才 主に発展途上国であるアフリカ・中近東・インド・東南アジア・南米を周る)
昭和50年8月 旅の途中、アメリカのニューヨークにてアルバイト中、観光ビザで就労していたとの理由により、不本意ながら日本に帰国する。
昭和57年6月 祇王運送株式会社設立し現在に至る。
【倫理歴】
平成15年8月1日  福井県倫理法人会入会
平成15年12月8日 福井県倫理法人会 幹事拝命
平成16年9月1日  福井県倫理法人会 会長拝命
平成16年9月1日  法人レクチャラー拝命
平成19年9月1日  福井県倫理法人会 普及拡大委員長拝命
平成22年1月9日  倫理経営インストラクター拝命
平成22年9月1日  法人スーパーバイザー拝命